スリングシートは英語の「Sling Seat」から日本語に訳した単語で、「吊る」という意味があります。「スリング」は単に一種類の物を指すのではなく、様々な分野で広く使用されており、医療用スリング、ベビースリングや登山用スリング等、たくさんの種類があり、いろんな用途で使用されております。
「スリングラボ」で紹介するのは介護リフトを利用時に、リフトと併用する介助用スリングシート(吊り具)です。
介助用スリングシートは簡単に言うと、リフト移乗で使用する吊り具で、身体支持具とも言えます。大腿・背もたれ部分がベルト状もしくは袋状になっており、リフト等に取り付けてお高齢者や患者様等をシートに包まれるような形、座位または臥位のままで吊り上げられ運ばれまるものです。
日本では、ノーリフテイングとともにスリングシートは少しずつ普及してきておりますが、まだまだ人力での抱え上げが行われている施設や事業所が多く、またはスリングシートがうまく活用できていないところもあります。
実はスリングシートはただの移乗の道具だけでなく、更に大きい効果は発揮できます。様々な種類があり、利用される方の身体状況や利用環境により利用できるものが異なります。「スリングラボ」ではスリングシートの起源をはじめ、生地、種類、洗濯、製造工程の紹介等、さまざまなコンテンツをご用意しおり、スリングシートを多用途に使用出来る可能性を実感していただきたいです。