1. スリングシートの裏表、上下を確認します。
2. ベッドを背上げします。
3. 対象者の上半身を少し前に倒しながら、もう一方の手で胸スリングを背中にあてます。胸スリングの上部が肩甲骨よりも下に来るようにあててください。
4. 胸ベルトの面ファスナーをしっかりと止めます。
5. 脚スリングを太ももの下から通し、太ももの中間位置に装着します。
6. 各ストラップにねじれがないことと長さが左右均等なことを確認します。
6. 各ストラップにねじれがないことと長さが左右均等なことを確認します。
7. スリングシートのストラップをハンガーフックにかけます。
8. ひざを軽く押さえながら、リフトアップします。
9. 完全に吊り上げる前にリフトを一旦停止して、ストラップがハンガーフックに確実にかかっていることを確認します。
10. 必要最低限のリフトアップします。
11. 足側をサポートして対象者をベッドから移動させます。揺れないように、体を支えながら速やかに車いすへ移動します。(スリングバーをもって移動させない)
12. 車いすのブレーキをかけ、レッグサポートを取り外します。
※レッグサポートが外れない場合は、フットプレートを跳ね上げます。
13. 膝蓋骨の下を押しながら、深く着座できる位置まで、リフトを降ろします。
14. 脚スリングを取り外します。
15. 対象者を前かがみにさせて胸スリングを抜き取ります。
16. 移乗完了。
※股関節の角度を自分の力で維持できない方には、使用しないでください。落下して、けがをするおそれがあります。
※右の図のように、吊りあげ姿勢が悪いと身体が抜け落ち、けがをするおそれがあります。このような場合はいったん降ろして、装着しなおしてください。
参考・引用資料
- ウェルネット研究所,コンフォートシリーズスリングシート取扱説明書
- ベルト型スリングシート